印刷用紙や情報用紙、産業用紙が2022年1月出荷分から値上げになります。日本製紙や大王製紙が値上げを発表しました


製紙メーカー各社値上げの発表です

日本製紙から印刷用紙や情報用紙の値上げが発表されました。

上げ幅は15%以上と言われており、先日の日経新聞でも発表されました。実際にメーカーから公式資料がきたので下記に掲載します。

紙の値上げの理由はこちら

製紙メーカー値上げ公式資料です

浜田紙業にきた製紙メーカー各社値上げの公式リリース資料です。大王製紙、三菱製紙、日本製紙、中越パルプの4枚があります。

2021年12月1日現在:大手製紙メーカーの王子製紙は今のところ値上げの発表はありません。

今後、値上げの発表があるのか注視していきます。

資料による値上げの理由ですが、燃料費の高騰や物流費と言われています。またコロナウイルスの影響で紙の需要が減り利益を確保するため等といった共通した理由になっています。

それともう一点、今回特筆すべき理由の中に

「カーボンニュートラルな社会の実現に向けて」

この一文が目立ちます。環境問題の改善を推し進めるといった理由も含まれています。

日本製紙グループのHPには下記のような記載がありました。

コロナ禍による国内需要の低迷と世界的な原燃料価格の高騰、物流費や人手不足による人件費の上昇にともない、当社は生産体制の再編成や、全社を挙げての徹底したコストダウンを進めてまいりました。しかしながら、現行の価格水準では自助努力のみで再生産可能な収益の確保が困難であること、また、地球温暖化対策の一環であるGHG削減を今後も継続して取組んでいくために、今般、価格修正をせざるを得ないとの判断に至りました。

引用元:日本製紙HP 引用元URL:https://www.nipponpapergroup.com/news/year/2021/news211104005049.html

先日の日経新聞のデジタル版では大王製紙も印刷用紙や情報用紙の値上げを行なうと発表がありました。

日本製紙(11月4日発表)は2022年1月1日出荷分から、大王製紙(11月9日発表)は2022年1月21日出荷分から、三菱製紙(11月9日発表)は2022年1月1日出荷分から、いずれも印刷・情報用紙を15%以上値上げする。
各社とも「コロナ禍による国内需要低迷」「世界的な原燃料価格の高騰」「物流費や人手不足による人件費の上昇」などを理由に挙げている。

引用元:印刷業界ニュース 引用元URL:http://www.pjl.co.jp/news/enterprise/2021/11/14757.html

物流費や人件費の確保が値上げの理由として挙げられていますが、実際のところペーパーレス化の影響とコロナ禍によって印刷用紙の需要は一気に減りました。浜田紙業でも印刷用紙を扱っているのですが緩やかに減っていた需要がコロナ禍で一気に需要が減っています。各製紙メーカーは利益を確保するために値上げを行なったことも理由の一つに挙げられます。

また、在宅ワークが増えコピー用紙等も需要減となりました。

今後も媒体としての紙の需要は減っていくことは間違いありません。紙関係の企業は生き残りのための転換期だと思います。

いつから値上げなのか?

リリース資料によると

三菱製紙と日本製紙は2022年1月1日出荷分から値上げです。

大王製紙と中越パルプは2022年1月21日出荷分から値上げになります。

各社、値上げ日が違いますね。

値上げ幅は?

各社、現行価格の15%以上となっています。

かなりの値上げになることが分かります!

今後の紙需要について

ペーパーレス化が叫ばれていますが逆に産業資材としての紙の需要は伸びています。

浜田紙業にも

「今までプラスチックを使っていたが紙に変えられないか?」

「木材の代わりに紙にならないか?」など

問い合わせが増えています。

紙と言っても様々な分野があります。

段ボール・梱包材

梱包材はインターネット通販の影響で伸び続けています。

ティッシュやトイレットなど

家庭紙と呼ばれる紙は大きな売り上げの変化はないのですが微増です。生活必需品のためある程度の需要はあります。

印刷用紙関係

需要が減少しています。今後も需要が復活することはないと思われます。

今後も印刷関係の紙は値上げが続くような気がしています。

 

今回は印刷用紙の値上げについて記述しました。

ティッシュやトイレットなどの家庭紙については今のところ値上げの発表はありませんが注視していきます。

下記は最近書いた家庭紙値上げについての記事です。

現状値上げはありません。

2021年ティッシュの値上げはあるのか?供給状況や今後の予測の最新情報を解説します