2024年4月からティッシュの値上げを発表している製紙メーカーもあります。
仕入れの参考にしていただければ幸いです。
浜田紙業はティッシュなど紙製品の代理店です。
ティッシュですが大手製紙メーカーのシェアが非常に高いです。また、弊社では値上げに備えて事前に大量仕入れを行ない価格を抑えているティッシュなど紙製品も扱っています。値上で仕入れ先を見直している業者様はお気軽にお問い合わせ下さい!
浜田紙業(株)はインボイス対応済みです。
2024年11月ティッシュの値上げはいつから?
下記は2023年と2024年のティッシュ値上げの各社HPのプレスリリースです。
黄色のところが2024年最新の値上プレスリリースになります。
いつから | 値上げ幅 | ソース | |
大王製紙エリエール | 4月1日 | 10%以上 | 大王製紙HP |
日本製紙クレシア | 4月22日 | 5~10%以上 | 日本製紙HP |
王子ネピア | 4月22日 | 10%以上 | 王子ネピアHP |
カミ商事エルモア | 5月1日 | 10%以上 | 担当者から案内文書 |
ドラックストアやホームセンターなど小売店でよく見かけるティッシュの製紙メーカー四社(王子ネピア・カミ商事・大王製紙・日本製紙)を図で比較しました。
大王製紙がいち早くHP上で値上げの発表をしていますが、王子ネピア、カミ商事も値上げの案内文書は問屋や代理店に案内をかけている状況です。クレシアと王子ネピアはHPにて発表済みです。
案内文を確認すると2024年4月からの物流問題が影響している様子が分かります。
また、今回の特徴として「他社の状況や在庫を見ながらの値上げになるケース」が考えられます。
(製品によって時期は変更になることがあります。)
クレシアHPより引用
引用元:https://www.nipponpapergroup.com/news/year/2024/news240207005621.html
2~3年前から値上げが続いており、在庫がダブついているところもあるので価格修正は慎重に行なっていくとのことです。というのは市場には在庫があるので、価格修正と在庫の兼ね合い他社の状況を見ながら修正していくという声も聞きます。
2024年4月実際の値上げ時期について
2024年4~5月に公式文書で発表していますが、どのメーカーも他社の様子を見ながら価格修正を行なっていくと聞いています。
実際は6月以降になる可能性もある。という話も聞きます。
浜田紙業では、ティッシュの代理店なのでいち早くメーカー情報が入ってきます。メーカー担当者から話を聞くと、同業他社の様子を見ながら価格修正をしていくことになる。と聞きました。過去の値上げの際に、いち早く価格修正を行なった製紙メーカーが他社に切り替えられる。というケースが多発したようで慎重になっている。とのことです。
今回、7月にティッシュの価格修正を行なう製紙メーカーもあります。原因として値上げをしなかったことにより、注文が殺到しているケースです。受注の集中を避けるための価格修正という話も聞きます。
2024年4月物流問題とティッシュ価格修正の関係について
ティッシュは手積み手降ろしが多く、どうしてもドライバーの拘束時間が長くなってしまう商材になります。
下記は実際に浜田紙業に来たティッシュペーパーをドライバーと荷降ろししている様子です。
実際に製紙メーカーからは2024年4月から値上げを行なう。という公式文書で案内している製紙メーカーがほとんどです。今後も影響を注視していきます。現状の2024年物流問題の影響についての情報をまとめた記事はこちらです。
大王製紙がいち早くティッシュを含めた家庭紙の価格修正を行なうということですが、他社も追随しています。
ティッシュは大型トラックにて工場から各拠点へ配送されるのですが、2024年物流問題の残業規制等で運行距離が短くなり、配送にかかる費用が上がってしまいます。
パレット配送の検討も始まっていると言いますが、全てのトラックがパレット配送ではなく、未だに手積み手降ろしが多いのが現状です。
こちらはとある製紙メーカーから浜田紙業に送られてきた価格修正の案内文です。
理由のところに「自動車運転業務に係る時間外労働の上限規制の適用に伴い」という文言があり、配送コストのアップは避けられない見通しです。
また、「電気代や燃料関係の補助金延長の4月以降の終了により」というキーワードもあります。製紙工場は機械を動かすのに電気や燃料は欠かせません。
また、燃料代等が高止まりしていることも影響があるとのことです。
2024年ティッシュの値上げ幅について
10%の値上げということですが実際のティッシュ値上げ幅を算出してみました。
あくまで例です。店頭売価は各店舗によって変わります。
意外と知っているようで知らない人も多いティッシュの量について説明します。150組300枚のティッシュ(150Wティッシュと言われます)が安売りの目玉なのですが、実は200組400枚(200W)のティッシュの方がお得なケースもあります。
150W5Pティッシュ
価格修正前
店頭売価 250円~280円
価格修正後10%増
店頭売価 275円~300円
セール等もあるので一概には言えませんが、10%の値上げの場合は上記のような価格修正が行われる可能性があります。150W5Pは安いのですが、枚数換算にすると200W5Pの方がお得な場合があります。
200W5Pティッシュ
価格修正前
店頭売価 300円~330円
価格修正後10%増
店頭売価 330円~363円
1枚当たりの単価で計算すると
150W5P
280円÷150枚=1.86円
200W5P
363円÷200枚=1.815円
店頭で確認する際の参考にしてみてください。
お得なティッシュは?
200W5Pティッシュがお得な場合もあります。
下記はお得な200W5Pエルモアティッシュです。
節約術は下記でも記載しています。
2022~2023年過去の値上げについてはこちら
過去の値上記事はこちらを参考にしてください。
2023年の値上げについて
浜田紙業は王子ネピアとカミ商事エルモアの代理店です。
2023年1月~製紙メーカー大手3社も新たに値上げになります。大幅な値上げです。
大王製紙も1月に20パーセント以上の値上げに踏み切ります。
2023年1月にティッシュの価格が実際に上がったのですが2023年4月に再値上げを検討している大手製紙メーカーもあります。
実際に中小メーカーでは2023年4月からティッシュの再値上げを行なうところもあります。
2023年3月~4月にかけて大手・中小の製紙メーカーで再値上げに踏み切るところがあります。
大手製紙メーカーの値上げですが発表の時期よりも商談等によっては値上げが遅れることがあります。
実際に各製紙メーカーが様子を見ながらタイミングを見ているので値上が遅れていると聞いています。
2023年は確実に1月から2月にかけて値上が行われ実際に紙問屋の浜田紙業にも2023年の見積がきてお客様に修正連絡を行なっています。
今後も値上げ時期については注視していきます。
2023年11月の状況
値上げがひと段落して市場に在庫が余ってきている状況です。
中国のソフトパックティッシュの輸入が増えていることが要因の一つです。
メーカーによっては条件を出して販売しようとしているところもあるようです。
値上げは浸透したが在庫が余ると工場の生産や倉庫の保管料などの影響で在庫を捌きたいという思惑もあるのです。
過去の値上げ案内記事です!
中小メーカーでもティッシュの値上げを発表するメーカーが増えてきました。
2023年6月に値上げする中小メーカーから見積案内が来ました。
写真は実際のメーカーからの過去の公式案内分です。
ティッシュの値上げ幅は?
値上げの幅ですが2023年の場合は20%以上になります。
例えば5個パック240円のティッシュが20%値上げとなると300円になります。
日本人はティッシュの消費量が世界一と言われており、20%の値上げは地味に家庭に影響を及ぼします。
2022年の値上時には15%の値上だったのですがそこから20%の値上となり大幅に値上がりすることが分かります。
実際に小売店で店頭売価を見てきました。
2023年2月に卸価格は上がったのですが店頭売価を上がっているのか?
3月くらいから在庫もなくなり店頭売価も上がると言われており色々な小売店(ドラックストアやホームセンター)を視察に。
売価を確認すると確実にティッシュの店頭売価が上がっています。
価格を抑えている小売店もあります。
(値上げを抑えているところはおひとり様2パックまで等、数量限定で販売しているところが目立ちました。)
200Wのティッシュが最安で248円だったのが328円で売っているのを見ると確実に値上げが浸透していることが分かりました。
値上げの理由は
〇原料高
〇輸送コスト高
〇円安
この3点が挙げられています。特に2023年の値上の場合は円安の影響が大きいです。
原料自体が高騰していることとガソリン等の燃料値上げにより輸送費や工場の機械を動かす際にかかる経費が増大していると浜田紙業と付き合いのある製紙メーカー担当者に聞きました。
ガソリンの値上げが様々なところに影響が出ています。
その他の理由としてはメーカーの公式案内を引用すると
ウクライナ問題やコロナ、円安の影響で副資材であるフィルムやカートン・ダンボールの高騰によるコスト増も挙げられています。
円安の影響について
実は2022年10月~2023年の値上げは円安の影響がかなり大きいです。
2022年9月8日現在144円台前半まで上がっています。
とある大手製紙メーカーの営業マンから聞いたのですが1円円安が進むと5~6億円近く利益がなくなるというのです。
というのも製紙メーカーは原材料(木材チップ・石炭・石油など)は輸入に頼っていることが多く円安がそのまま製造に影響を及ぼしているのです。
今後も円安は続くと言われており、ますます紙の価格が上がっていきそうです。
景品粗品でティッシュを配る企業のお声
実際に浜田紙業では景品粗品でティッシュを大量に必要としている企業向けにボックスティッシュを販売しています。
値上げの際に言われることは価格のことよりも
最近は
「日用品全般値段が上がっているのでティッシュを粗品で渡すといつもより喜ばれる」
「値上げはしょうがないので安定供給を続けてほしい」
という声が多いのも事実です。
紙製品に限らず物価高が続いており、上記のような捉え方をする企業のお声でした。
浜田紙業は問屋としてお客様にしっかりと安定供給できるよう市場の状況を見極めていきます。
ティッシュの在庫について
浜田紙業では大量にティッシュを在庫しています。
企業様のイベントや家庭用として大量注文から1ケース販売まで請け負っています。
特に企業様のイベントでティッシュは非常に人気なので在庫を切らすことなくお求めやすい価格で安定供給を続けていきたいと考えています。
値上げのタイミングでティッシュをもらえると喜ばれるかもしれませんね。
その他紙製品の値上げについて
トイレットペーパーについてはこちらに記載しています。
ペーパータオルの値上げはこちらです。
紙おむつの値上げはこちらです。
ティッシュの販売について
企業様からは直接お問い合わせ頂くことが非常に多いです。もちろん個人のお客様も購入可能です。
ケース数や配送先など打ち合わせ後の発送が可能です。
企業様は一度こちらをご覧ください。
下記は紙問屋浜田紙業が運営する公式通販サイト紙の宅配便です。
カード決済に対応しています。
ティッシュの一覧がありますので是非一度ご覧ください。
まとめ
2022年に値上げをしたティッシュですが2023年1月~2月にかけて20%以上値上げに踏み切るメーカーが続きます。
今後の動向を見守っていきたいです。
この記事を書いたのは石川県金沢市にある1950年6月創業72年紙問屋浜田紙業(株)の浜田浩史です。浜田紙業(株)はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙(グリーンパーチ)、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
紙問屋ならではの業界情報をいち早くお客様に届けていきます!紙の専門家として経験を活かし紙製品でお客様が困っていることを一緒に解決し信頼される企業を目指しています。どのような些細な困りごとでもお問い合わせください。真摯に向き合います。強みは全国の物流網を使った商品の大量発送です。全国に配送可能ですのでお気軽にお問い合わせください!
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