お客様からの問い合わせで
「ティッシュを一枚とるとなぜ自動で一枚が出てくるのか?」と問い合わせがありました。実はティッシュは半分折になっており折り重なるようにして箱に入っているのです。どういうことだ?と思う方もいるので実際に写真で説明しながら解説します!
なぜティッシュは一枚ずつ出てくるのか?
普段何気なく使っているティッシュですが、なぜ一枚ずつ出てくるのか?今回は私自身が画用紙で説明しようと思い準備したのですが非常に分かりやすい動画もありました。すべて載せたので是非ご覧ください!ティッシュのたたみ方や構造が分かります。
ティッシュが一枚ずつ出てくる理由はこちら
早速、なぜティッシュが一枚ずつ出てくるのか、色のついた紙で実験しました。箱の中身のティッシュの様子です。
こちらの2枚の白とオレンジの紙をティッシュと想定します。折り方ですが本物のティッシュも真ん中で半分折になっているのです。
まずは半分ずつ重ね合わせます。
普段ティッシュは箱に入っているのでなかなか分かりませんがこのように折り重なった状態で保管されています。そこで実際に写真のオレンジ色紙ティッシュを一枚取ってみましょう!
オレンジ色のティッシュを取ることで下に重ねられていた白色のティッシュも引きあがっていますね。折り重ねることで一番の上の一枚を取ることで自動的に次のティッシュが上に上がってくることが分かります。ちなみにこの原理ですがポップアップ方式というのですね。裏付けの資料がありました。
1921年シカゴの発明家 アンドリュー・オルセンが、ポテトチップスを食べるときに、一枚のチップにもう一枚くっついて出てきたのを見て思いついたという。
レファレンス共同データーベースHPより引用
引用元URLはこちら:https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000099013
非常に分かりやすい動画を発見しました。王子ネピアさんの工場でティッシュが製造されている様子です。
動画にすると非常に分かりやすいですね。この動画を見ればティッシュの秘密が分かります。ちなみで浜田紙業はネピアの代理店になります。
ティッシュの名前の由来が織られたもの
英語における”tissue”は、古期フランス語の「織られたもの」に由来しており、通常は1単語だけでその意味を成す。”tissue paper”や”paper tissue”という表現は何らかの特別な意図を伝えたい時に言い現わす言い回しである。
#ウィキペディアより
ティッシュの名前の由来が織られたものとウィキペディアには書いてありました。ここでいう織られたものとは、今回のティッシュを半分折にしている状態ではなく、ティッシュは細いパルプの集合体で作られているのでパルプが織られてできたのがティッシュという意味ではないかと考えられます。
まとめ
今回、改めて普段使っているティッシュがなぜ一枚一枚取れるのか調べてみました。まさか、ティッシュが半分折で折り重なりあうように箱の中に入っているとは!この方法を考えた製紙メーカーの方はすごいですね。
今後も紙のトリビアについて記述していきます。
その他紙のトリビアはこちらです!
この記事を書いたのは石川県金沢市にある1950年6月創業72年紙問屋浜田紙業(株)の浜田浩史です。浜田紙業(株)はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙(グリーンパーチ)、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
紙問屋ならではの業界情報をいち早くお客様に届けていきます!紙の専門家として経験を活かし紙製品でお客様が困っていることを一緒に解決し信頼される企業を目指しています。どのような些細な困りごとでもお問い合わせください。真摯に向き合います。強みは全国の物流網を使った商品の大量発送です。全国に配送可能ですのでお気軽にお問い合わせください!
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