2024年4月トイレットペーパーの値上げが発表されています。トイレットペーパーは家庭紙に分類され生活に欠かせないものなので値上げが注目されています。紙問屋の浜田紙業にも製紙メーカーからトイレットペーパー値上げの案内分がきています。今回はトイレットペーパーの値上げ理由や時期について2024年12月の現状を解説します。
浜田紙業はティッシュやトイレットペーパーなど紙の代理店です。価格を抑えているトイレットペーパーなど紙製品全般扱っています。値上げにお困りの業者様はお気軽にお問い合わせ下さい!
2024年12月トイレットペーパーの値上げはいつから?
トイレットペーパーの値上げ案内について大手製紙メーカーの発表を一覧表にまとめました。
2024年6月の最新情報もあります!黄色は2024年の最新情報です
いつから | 値上げ幅 | ソース | |
王子ネピア | 4月22日 | 10%以上 | 王子ネピアHP |
カミ商事エルモア | 5月1日 | 10%以上 | 担当者に確認済み |
大王製紙エリエール | 4月1日 | 10%以上 | 大王製紙HP |
日本製紙クレシア | 4月22日 | 5~10%以上 | 日本製紙HP |
丸富製紙 | 4月1日 | 15%以上 | 丸富製紙HP |
コアレックス | 9月1日 | 15%以上 | コアレックスHP |
今回大手製紙メーカーが相次いで2024年4月からの値上を発表しました。
王子ネピア、大王製紙、クレシア、丸富製紙などがHP上で発表しています。
しかしその他、製紙メーカーもプレスリリースを発表している状況です。
今回各社とも2024年物流問題に関わるところでの値上げの発表です。
2024年の値上げのプレスリリースでは
・大手製紙メーカーは10%
・中小製紙メーカーは15%
の上げ幅になっているところが多いです。
一部の中小製紙メーカーの再生紙トイレットペーパーがパルプ100%トイレットペーパーより高くなるということも起きそうです。
また、今回の特徴として「他社の状況や在庫を見ながらの値上げになるケース」が考えられます。
(製品によって時期は変更になることがあります。)
クレシアHPより引用
引用元:https://www.nipponpapergroup.com/news/year/2024/news240207005621.html
2~3年前から値上げが続いており、在庫が余っているケースもあるので価格修正は慎重に行なっていくとのことです。また、前回2022年に先行して値上げを発表した製紙メーカーが他社商品に切り替えられるケースが多くあり、2024年4月からは他社の様子を見ながら価格修正を行なっていくことになる。と製紙メーカーの担当者に聞きました。
2024年4月物流問題とトイレットペーパーについて
ティッシュやトイレットペーパー手積み手降ろしが多く、どうしてもドライバーの拘束時間が長くなってしまう商材になります。
2024年4月の物流問題の影響で家庭紙の価格が上がる可能性が高いです。
実際に製紙メーカーからは4月には恐らく各社値上げを行なう。という声も聞こえています。
今後も影響を注視していきます。現状の記事をまとめました。
トイレットペーパーですが中堅メーカー各社がいち早く(丸富製紙、特種東海エコロジー、春日製紙工業)値上げを発表しました。
今回の理由としては2024年物流問題に起因する値上げとあります。
上記以外のとある製紙メーカーの営業マンに話を聞くと
「業務用ではなく、家庭向け(小売り向け)の価格を上げるのではないか?」という情報が入りました。各製紙メーカーや問屋は小売店に対しての価格修正が上手くいっていないという情報もたびたび聞きます。
11月値上開始とありますが基本的にメーカーや問屋は小売店との商談のために10月時点で12月分まで見積を作っているので実質的な値上げは来年以降の予感がします。
中部地方にある製紙メーカーが2024年1月に出した値上げの文書です。
やはり4月から15%近くの値上げを発表しています。
理由には物流問題のことが出ていますね。追随するメーカーが出てくるのか情報を確認していきたいと思います。多くの業者が4月からの値上発表をしています。
2024年2月の情報です。大手製紙メーカーもプレスリリースで発表し、値上げの文書が各代理店等に配布され始めました。
様子を見ながらの価格修正になっていく見通しです。
2024年4月12ロールトイレットペーパーの価格修正について
中小企業の製紙メーカーは、12R50m~60mのトイレットペーパーの値上げに動いています。
大手企業が12ロールの50mを廃盤とし、8ロール倍巻や4ロール3倍巻などにシフトチェンジしています。
12ロールの短尺タイプ(50m~60m)嵩張り輸送コストもかかるため、中小製紙メーカー各社値上げに動いている印象です。
景品粗品でトイレットペーパーを配る企業のお声
実際に浜田紙業では景品粗品でトイレットペーパーを大量に必要としている企業向けに販売しています。値上げの際に言われることは価格のこともありますが
「日用品全般値段が上がっているのでトイレットペーパーを粗品で渡すといつもより喜ばれる」
「値上げはしょうがないので安定供給を続けてほしい」
という声が多いのも事実です。紙製品に限らず物価高が続いており、上記のような捉え方をする企業のお声でした。浜田紙業は問屋としてお客様にしっかりと安定供給できるよう市場の状況を見極めていきます。
トイレットペーパーの販売について
浜田紙業ではトイレットペーパーの卸売りを行なっています。
カード決済も可能です。
企業様は直接の問い合わせが多くあります。
購入方法は下記に記載していますのでご覧ください。
クレジット決済機能を持った浜田紙業が運営する公式通販サイトはこちらです。
下記より購入が可能です。まとめ買いに便利です。
過去の値上げの状況について
ここから下は2022年から始まった過去の値上げについて詳細が記述してあります。
2023年の値上げについて
2023年2月ごろからエンドユーザーに影響が出てくるような形です。大手製紙メーカーが値上を発表したことで中小企業も追随しています。実際に中小の製紙メーカーも2023年2月にトイレットペーパーの値上げを発表しました。
浜田紙業が取引をしている岐阜や四国・静岡のメーカーも値上げを行うと通達があります。2023年のトイレットペーパー値上げは製紙メーカーのHPに記載がなくても値上げを行なっているケースもあります。
2023年3~4月に再値上げを行なう製紙メーカーが多くあります。大手製紙メーカーや中小製紙メーカーで3~4月で再値上げです。
6月にも四国の製紙メーカーが値上げを発表しています。9月にトイレットペーパーの価格が上がる製紙メーカーもあります。
2023年値上げ幅について
2022年の値上げ幅に比べて2023年1~2月は非常に大きな値上げになります。とあるメーカーのトイレットペーパーで20パーセント以上値上げとなるのです。
例えばですが
300円のトイレットペーパーが20パーセント増の場合は360円になります。各家庭で使用する分には60円の値上げになり、業務用で使用する企業の場合はケース単位ですので大体ケース500円増となりそうです。
ケース500円と聞いてもピンとこないかもしれないのですが紙業界の感覚ではかなり大きな上げ幅に感じます。
実際に小売店で店頭売価を見てきました。
2023年2月に卸価格は上がったのですが店頭売価を上がっているのか?3月くらいから在庫もなくなり店頭売価も上がると言われており色々な小売店(ドラックストアやホームセンター)を視察に。売価を確認すると確実にトイレットペーパーの店頭売価が上がっています。
価格を抑えている小売店もあります。
(値上げを抑えているところはおひとり様2パックまで等、数量限定で販売しているところが目立ちました。)
値上げの理由は?
原料のコスト増➾円安の影響
円安の影響について
実は2022年10月~2023年2月までの値上げは円安の影響がかなり大きいです。
2022年9月8日現在144円台前半まで上がっています。
とある大手製紙メーカーの営業マンから聞いたのですが1円円安が進むと5~6億円近く利益がなくなるというのです。
というのも製紙メーカーは原材料(木材チップ・石炭・石油など)は輸入に頼っていることが多く円安がそのまま製造に影響を及ぼしているのです。
今後も円安は続くと言われており、ますます紙の価格が上がっていきそうです。
2023年も値上げが続くと言われています。3回目の値上げですが1~2回目に予定より値上げができなかったので3回目の値上げに踏み切った製紙会社もあるとのことです。
輸送費の増
古紙のコスト増
原油、燃料高等で原料や製品の輸送コストや製造コストが利益を圧迫しているという話を製紙メーカーの担当者に聞きました。
また、トイレットペーパーは古紙再生紙で作られていることが多く古紙のコストも大幅に増加しています。
業務用のトイレットペーパーは再生紙のため、古紙原料のコスト増による値上げは避けられない様子です。
丸富製紙さんのプレスリリースを引用します。
コロナ禍により再生紙トイレットペーパーの業務用需要が減っている反面、エネルギーコストの上昇や春先の原料パルプの高騰、人手不足による物流費や人件費の上昇が続いております。また、古紙価格や薬品価格も上昇し、経営環境は非常に厳しい状況にあります。
丸富製紙株式会社HPより引用 引用元URL:http://www.marutomi-seishi.co.jp/news/20220107/5679/
とあります。
浜田紙業の付き合いのある製紙メーカーの担当者から
「テレワークが浸透し業務用のトイレットペーパーの需要が落ちている」
という話を聞きました。実際に現在もテレワークを続けている企業が多くあり、需要が減っている一因になっています。
反対に家庭では長巻トイレットペーパーの需要が伸びており弊社でも過去に記事を書いたのですが各社、長巻トイレットペーパーの製造に力を入れています。
家庭でのトイレットペーパーの消費が増え交換頻度を減らせるので人気が出ているとあります。そもそも会社で使うトイレットペーパーは再生紙で90mを超えるロングタイプの商品が多いです。しかしながらコロナ禍で在宅勤務者の割合が増えると家庭でトイレットペーパーを使用する頻度が増えたというのです。
引用元:浜田紙業HP 引用元URL:https://kaminotakuhaibin.com/archives/8114
製紙メーカーのトイレットペーパー供給について
【再生紙トイレットペーパー】
浜田紙業もお付き合いがある製紙メーカーの担当者に再生紙トイレットペーパーの供給状態について話を聞きました。
中小企業の製紙メーカーでは現状新規の問合せをお断りしているところもあると聞いています。
また、既存の問屋の供給も9割程度にしているメーカーもあるとのことです。
実際に理由を担当者に聞いたところ
・値上げ前の仮需要が発生している
・コスト増や古紙の回収が間に合っていない
など様々な要因が絡んでいるとのことです。
いずれにしろ浜田紙業には一部納期の遅れはありますが、予定数量のトイレットペーパーが納品されています。
大量に在庫しているのでお客様に安定供給を続けていきます!
パルプのトイレットペーパーは特に問題なく供給が行われています。
2022年の値上げ情報はこちら
上記に詳細を記述しています。
7月8日丸富製紙、コアレックスなど静岡の中堅製紙メーカーが2次値上げを発表しました。
他社も追随しています。
大手メーカーは値上げの発表をしたものの実際に価格の転嫁については足踏み状態が続いています。
中小メーカーのトイレットペーパーは10月出荷分より値上げの案内が来て実際に価格が上昇します。
今回の10月出荷分二次値上げの特徴
法人・企業で使用する業務用トイレットペーパーの二次値上げが行なわれています。
家庭で使用するドラックストア等で販売しているトイレットペーパーは製紙メーカーが様子を見ておりなかなか値上げが行なわれていない状況です。(一部商品は値上げしています)
2022年9月王子ネピアが家庭用トイレットペーパーの値上げを発表(実施は10月より)
9月12日にネピアの代理店である浜田紙業にも値上げの案内が来ました。王子製紙のトイレットペーパーも値上げになります。
王子ネピアが値上げを発表したことにより大手製紙メーカーが追随する可能性もありそうです。
大王製紙並びに日本製紙は2022年1月にすでに1回目の値上げを発表しており2回目の値上げの可能性が高くなってきました。
ちなみに王子ネピアは以前からいづれトイレットペーパーの値段は上がると言っており、一部の業務用ティッシュは値上げしていましたが今回はドラックストアで販売している家庭品トイレットペーパーも対象になります。
9月に発表だったので段階的に上がっていく商品もあれば、10月に上がる商品もあり状況に応じた対応になりそうですが値上げを発表しているので最終的にはトイレットペーパーは値上がりするでしょう。
過去の2022年4月の1回目値上げについて
紙の産地である岐阜県や四国中央市のトイレットペーパーを製造する中小製紙メーカー各社からも値上げの案内が来ています。下記が公式案内分です。
段階的に値上げが始まっている印象を受けますが3月仕入れ分については現在の価格なのですが
我々トイレットペーパーを仕入れている問屋の見立てでは4月出荷分より順次値上げが始まりそうです。
お得なトイレットペーパーについて
こだわりのない方は再生紙のシングルトイレットペーパーがお勧めです。
90m以上でケースに100個入っているものもあり保管場所さえあれば備蓄にもなります。
四国特紙も値上げです
王子ネピアと合併した白檀の香りやシルティロマントイレットペーパーで有名な四国特紙のトイレットペーパーも2023年1月分より出荷になります。
値上幅ですが、15%以上値上げになっています。
大幅に上がるので早めの購入をお勧めしています。
各メーカーの対応について
基本的にどのメーカーもトイレットペーパーの値上げを行なっていますが、
90m→80mに変更など
価格は据え置きでトイレットペーパーの長さを変更しているメーカーもあります。
結果的には値上げなのですが、メーター数を少なくすることで価格を据え置くパターンもあります。
値上げに関する紙製品記事について
ティッシュの値上げについてはこちらです。
ペーパータオルの値上げはこちらです。
紙おむつの値上げはこちらです。
この記事を書いたのは石川県金沢市にある1950年6月創業72年紙問屋浜田紙業(株)の浜田浩史です。浜田紙業(株)はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙(グリーンパーチ)、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
紙問屋ならではの業界情報をいち早くお客様に届けていきます!紙の専門家として経験を活かし紙製品でお客様が困っていることを一緒に解決し信頼される企業を目指しています。どのような些細な困りごとでもお問い合わせください。真摯に向き合います。強みは全国の物流網を使った商品の大量発送です。全国に配送可能ですのでお気軽にお問い合わせください!
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