ハイプルエースとは強化ダンボール板を超える分厚く頑丈で大きいので工作やベット椅子DIY家づくりで使用できる
3層構造のハイプルエースという強化ダンボールの強度を超えるダンボール板があります。頑丈で自動車部品やコンテナ輸送で用いられるダンボール板です。最近ダンボール板の注文があったので業務用のハイプルエースでいろいろ実験してみました。
固くて手の力ではどうにもなりません。でも軽いのです。強化ダンボール板はホームセンターにも売っていますがサイズによっては持ち運びに車が必須となり、嵩張りますので通販で購入するのが良いでしょう。
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ハイプルエースとは
普通のダンボールのように見えるのですが木材の代替品のような位置づけで軽量かつ強靭な耐久性を持つ特殊強化ダンボールです。3層構造で強度が優れているにも関わらず軽量で安価なダンボール板になります。安全かつ軽量で主に精密部品やコンテナ輸送などで欠かせない梱包資材です。机やいすベッドなど用途は様々で環境に優しいので脱プラが加速している今後需要が増えるのではないでしょうか。
3層です
2~3層構造になっており、木材や木箱のような耐久性と強度を併せ持ちます。こちらの3層構造のダンボール板は厚さは1.5cmありかなり厚いことが分かります。木箱に比べて軽量で安価のため木材に代わる素材として注目されています。
ハイプルエースの強度について実験しました
強度が強いといえどどれほど強いのか?
一般のダンボールの10倍以上や静耐荷重は1000×1000×1000㎜で約3,7トンと言われてもピンときません。
実際にどれほどの強度を誇るのか下記の35×60cmの3層ハイプルエースで写真のような実験しました。
この状態で人が座ったらどうなるのかやってみました。これはさすがに壊れるかなと思いましたがやってみないと分かりません。普通のダンボールであれば一瞬で転げ落ちると思います。ちなみに筋が入っているのは実験後にこの写真を撮ったからです。
やってしまいました。最近オーバー75kgの私が載ったところダンボールに筋が入ってしまいました。しかし一瞬でバキッと割れるというよりかは沈んでいくような感覚がありました。いずれにしろ普通のダンボールであれば一瞬で尻もちをつくところハイプルエースは耐えてくれました。この写真を見てもハイプルエースは特殊強化ダンボールと言われることが分かるかと思います。
このままでは、頑丈を謳うハイプルエースに申し訳ないので、弊社の社員に乗ってもらいました。左側はわたしがつけてしまった筋の跡です。乗ってもらいましたが軋むことなく座ることができています。感想は「揺らしたりすると折れそうだが静かに乗れば大丈夫とのこと」この写真を見れば分かるようにかなりの強度がハイプルエースにはあることが分かります。イスや机、ダンボールベットにもハイプルエースは使用されています。
特殊強化ダンボールハイプルエースの厚さや特徴について
王子インターパック株式会社のHPを参考にしています。
ハイプルエースは、最外層に質量の高い耐水ライナを使用しております。かつ耐水接着剤を使用していることから、優れた耐圧強度、衝撃強度、耐候性があり、強化段ボールに比べ圧倒的な強度を有しております。更に、湿気にも強くコンテナ内での結露による箱の強度劣化も抑制します。
耐水ライナとはダンボール浸水後に劣化を抑制するダンボールです。ハイプルエースが湿気や雨、雪に強いと言われる所以です。ハイプルエースは貿易等で使用することが多くコンテナ内での結露や箱の劣化に対応しています。
引用元:王子インターパック株式会社HP 引用元URL:https://www.hipl.co.jp/products/index.html
トライウォールとの違いについて
ハイプルエースは王子インターパックが製造しているのに対してトライウォールはアメリカのトライウォール社が開発して3層ダンボールで日本でも販売しています。梱包がメインでハイプルエースと同じ用途といえるでしょう。いずれにしろ木材に代わる素材として今後需要が伸びていく商材です。
サイズについて
ハイプルエースは2×5mの大きなものを仕入れて写真のような機械を使ってお客様の要望に合わせて断裁加工します。看板サイズのものや非常に大きなものまでオーダーカットが可能です。
特大の2m×5mからお客様のご要望に合わせてカットします。小ロットからの注文も受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。弊社では800×600mmは既製品として3枚から販売しています。自由自在にカットできます。写真のように大きなハイプルエースを加工して半個室を作ることも可能です。
加工について
- カッターで加工可能です
ハイプルエースはのこぎりやカッターで加工が可能です。またダンボール板なので直接鉛筆やペンで線を引いたり、文字を記入することも可能です。非常に分厚いダンボール板なのでカッターで加工する際は少しだけ力がいります。
使い方
ダンボールベットや家の中に個室をつくったり、工作、椅子づくり、最近ではダンボールベットなどありとあらゆる用途があります。
カッターで加工します。
薄いベニヤより強度がありDIYにもってこいです。実際に加工して付けてみてもしっかりと壁の役割をしてくれます。
環境面について
ハイプルエースはダンボールのため紙ごみとして捨てることができます。木材やプラスチックに比べて簡単に捨てることができ環境にも優しいです。最近では脱プラが叫ばれており環境にも優しいダンボールは注目を受けている商品です。大きなダンボール板はカッターや紙で小さくカットして捨てることが可能です。
ホームセンターに売っているのか?
強化ダンボール板はホームセンターでも見かけることはありますが既製サイズのため、オーダーサイズでの注文ができなかったり軽トラックなどの運搬用の車が必要になってきます。大きいサイズを必要としている場合は通販で買うのが良いでしょう。
販売について
お客様のご要望に合わせてお見積りをします。
サイズや枚数、配送先都道府県を教えて頂けると幸いです。小ロットでの販売も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。頑丈で軽量なダンボール板をお探しの場合は下記のフォームまで!!
こちらの強化ダンボールはオーダー後のカットになります。最低ロットは3枚程度です。
この記事を書いたのは石川県金沢市にある創業70年紙問屋浜田紙業(株)の浜田浩史です。浜田紙業(株)はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、ペーパータオル、魚を包む紙など特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。紙の専門家として紙製品でお客様が困っていることを一緒に解決し信頼される企業を目指しています。どのような些細な困りごとでもお問い合わせください。真摯に向き合います。強みは全国の物流網を使った商品の大量発送です。全国に配送可能ですのでお気軽にお問い合わせください!
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