ティッシュはコーヒーフィルターの代わり、代用できるのか？
気になったので実験してみた！
ティッシュは食用目的で製造されていないので今回の実験は絶対に真似しないでください。
動画で見たい方はこちらです！
BGMが流れます。
実験に至った経緯
ツィッターにてティッシュでろ過が可能という記事がありバズっていました。
そのツィートのコメント欄に弊社の過去記事がアップされておりアクセス数が急上昇。
下の記事です。
ティッシュは第二次世界大戦でガスマスク用のフィルターとして開発されたもの。石ころに負けるはずがない！https://t.co/J7a94QbxmE
— あさぎ (@lmvle) August 24, 2022
こんなことがありいつも飲んでいるコーヒーのフィルターをティッシュに変えるとどうなるのか気になったので実験してみました。
著者の浜田は会社に来たらコーヒーを入れて毎日飲んでいます。
仮説
ティッシュはトイレットペーパーに比べて長いパルプの繊維でできており、水に溶けにくい性質を持っています。
なのである程度コーヒーフィルターの代わりになるのではないか？と仮説を立てました。
これは過去に実験した記事です。
この記事で実験した際にティッシュは水に強いという性質が分かっています。
なぜティッシュが水に強いかというと鼻をかみ、鼻水を出すときに水に強くないと困るからです。
トイレットペーパーは逆に水に溶けやすくできているので使用用途によって製造方法が違います。
いざ実験！コーヒーを作ってみた
今回使用するティッシュは２組（4枚）です。ティッシュは２枚重ねになっているので１組２組という数え方が正しいのですが一般的には１枚２枚と数えられます。
セッティングをして抽出を開始します。
なんと！
しっかりと水が黒くなっており抽出できているのですがコーヒーフィルターに比べると若干抽出されたコーヒーが薄いように感じます。というか間違いなく薄いです。
完成しました。一杯分を抽出したのですがやはり薄いように感じます。
しかしながらしっかりとコーヒーの香りは漂っており味が気になるところです。
ちょっとあまり飲みたくないような。（笑）
コップに入れてみると意外と普通のコーヒーと違いがありません。
実際のところ味はどうなのか？
覚悟を決めて試飲しました！
いざ恐る恐るコーヒーを飲んでみたのですが、普通にコーヒーでした！
美味しかったのですけど。（笑）
若干味が薄いような気がしないでもないですがあまり気にすることなく飲むことができました。
ちょっと安心しました。（笑）
なぜティッシュでもコーヒーを作れるのか？
気になったのでろ過したティッシュを見てみました。
結果
やはり最大の特徴は水に強いというところでしょうか？
水濡れしても破れなかったことが抽出できた一因だと考えられます。
そしてもう一つ。
紙はパルプの集合体でできています。
パルプとは植物の繊維のことで折り重ねているので実は紙には無数の穴が空いているのです。
無数の穴が空いているので紙は匂い移りもしやすいという特徴があります。
ティッシュもよく見ると穴が空いています。なのでコーヒーフィルターのような役目ができたのではないかと考えられます。
過去記事にもあるようにティッシュはもともと戦争用のガスマスクのフィルターとして製造されています。
コーヒーフィルターの代わりになることも分かる気がします。
まとめ
コーヒーフィルターを使用することが一番良いのですが、紙という性質を考えた時にティッシュやキッチンペーパーでも代用できるのではないかと思い今回実験しました。
結果ですがティッシュでもコーヒーフィルターの代品として使用できることが分かりました。
ただ衛生面の問題等もありますのでティッシュは使用しないでください。コーヒーフィルターを使用しましょう。
浜田紙業でもコーヒーフィルターの販売を行なっています。
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この記事を書いたのは石川県金沢市にある１９５０年６月創業７２年紙問屋浜田紙業（株）の浜田浩史です。浜田紙業（株）はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙（グリーンパーチ）、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
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