クラフト紙とは封筒や紙袋で使用する茶色の紙です
クラフト紙と聞くと茶色の紙を思い浮かべる人が多いと思います。
浜田紙業でも未更紙(みざらし)クラフトや両更クラフトという名前で販売しています。
クラフト紙、クラフトペーパーと呼ばれていることが多いです、
こちらは福山通産の紙袋や浜田紙業の茶封筒です。
今回は業務用で使用することが多いクラフト紙について記述します。
クラフト紙名前の由来
コトバンクにこのような記載がありました。
語源はドイツ語のKraft(力)であり,クラフト紙は強度のある紙として包装用紙に広く使用されている。
コトバンクHPより引用 引用元URL:コトバンクHP
由来はドイツということが分かりました。
ちなみにですがハトロン紙という紙があります。茶色で片艶のクラフト紙です、
弾丸を包む紙として製造されておりハトロン紙の語源もドイツが由来と言われています。
洋紙の製法は明治以降に日本に入ってきているのでヨーロッパの技術が日本に来た時にドイツの名前をそのまま使用した可能性がありますね。
クラフト紙が未晒し(みざらし)と呼ばれる理由
紙の原料はパルプという木の繊維からできています。パルプはもともと茶色です。
後ほど出てきますが、クラフト紙は別名未晒し(みざらし)クラフトなどと呼ばれることがあります。
紙の製法ですが以前弊社で記述したブログを引用します。
両更クラフト包装紙の原料はパルプからできています。パルプは植物木材の繊維からできておりもともと茶色系なのです。茶色のパルプに薬品を投入して白色にしているのがコピー用紙やチラシの紙となります。コピー用紙やチラシの紙は印刷の精度(紙の厚さを均等にする)を上げるために薬品を投入し白色にします。印刷の制度は上がりますが紙の強度は落ちてしまいます。そもそも印刷用ですので紙の強度が落ちても問題はありませんが。両更クラフト紙は薬品を投入せず茶色のパルプのままクラフト紙として製造します。薬品の投入がないため紙の強度を保ったまま作ることができます。上質紙やコート紙に比べてザラザラした感触があります。更紙という緩衝材向きの紙もあります。したがって包装紙や緩衝材に向いている紙が両更クラフト包装紙なのです。両更クラフト紙は未晒しクラフトとも呼ばれることがあります。つまり薬品に晒す前の紙「未晒しクラフト紙」ということです。両更クラフト紙で印刷ももちろんできます。ザラザラした感触やナチュラルな出来栄え、他社との違いを生み出したチラシを作りたいなど様々なご希望があります。浜田紙業HPより引用 引用元URL:https://kaminotakuhaibin.com/archives/1442
未晒し(みざらし)クラフトの読み方
未晒しクラフトの読み方ですが一般的に検索に出てくるのは「みざらし」です。
しかしながらパソコンで「みざらし」と入力しても「未晒し」という漢字が出てきません。
「みさらし」と入力変化すると「未晒し」という正しい漢字が出てきます。
音声的には「みざらし」が一般的ですが変換入力の際は「みさらし」が正しいです。
紙業界では「みざらし」と呼ぶ方が多いように感じます。
ここからは私の推測ですが未晒しクラフト紙は包装紙や緩衝材としての用途があり紙の強度は高いです。
そして表面は一般的な白い紙に比べてざらざらしていてコピー用紙や印刷用紙に比べて表面は粗いです。
そのようなことから「みさらし」ではなく「みざらし」という名が定着したような気がします。(あくまで推測です)
未晒し紙と晒し紙の違いについて
晒すという言葉は薬品に付けているか付けていないかが一つのキーワードになります。
未晒し⇒薬品に付けていない状態
クラフト紙など
晒し⇒薬品に付けて漂白している状態
コピー用紙や印刷用紙
半晒し⇒未晒しと晒しの中間色になります。
クリーム色の封筒など。
浜田紙業では緩衝材で使用しています。
クラフト紙サイズについて
120×90cmのサイズがあります。
これはハトロン判とも呼ばれており包装紙として需要が多いです。
このようなサイズでは商品の緩衝材としてのニーズが多いです。
このような形で雑貨を包むときに使用可能です。
浜田紙業ではお客様のご要望に合わせて断裁可能です。
オーダーカットできるのでお気軽にお問い合わせ下さい!
環境面について
最近脱プラや環境問題から
・クラフト紙で紙袋を作れませんか?
・ビニールで包装していたものを包装紙に変えたい。
という問い合わせが非常に多くあります。
確かに紙は紙ごみとして捨てることができ再生できるのでエコです。
価格はビニールの10倍近くになるのですが、それで企業として環境問題に取り組んでいる会社は変更をしています。
このような流れの中で紙を扱う浜田紙業としても時代の変化に合わせた商いをしていきたいと考えています。
まとめ
一般的にクラフト紙は未晒し状態(薬品に付けて漂白していない状態)の茶色クラフト紙のことを言います。
包装紙や紙袋など様々な用途があるとともに将来に向けて新しいニーズを発見できるよう動いていきます!
この記事を書いたのは石川県金沢市にある1950年6月創業72年紙問屋浜田紙業(株)の浜田浩史です。浜田紙業(株)はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙(グリーンパーチ)、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
紙問屋ならではの業界情報をいち早くお客様に届けていきます!紙の専門家として経験を活かし紙製品でお客様が困っていることを一緒に解決し信頼される企業を目指しています。どのような些細な困りごとでもお問い合わせください。真摯に向き合います。強みは全国の物流網を使った商品の大量発送です。全国に配送可能ですのでお気軽にお問い合わせください!
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