製紙メーカーの大王製紙が洋紙の価格改定を行ないました。
価格修正の詳細
１．改定時期 ２０２４年１０月１日（火）出荷分より
２．対象品種 印刷用紙、情報用紙、ファインペーパー
３．改定幅 印刷用紙、情報用紙 現行価格より５％以上
ファインペーパー 現行価格より１０％以上大王製紙HPより引用 引用元URLはこちらです。
値上げの理由
値上げの理由について解説します
物流問題
今回大王製紙に限らずどの製紙メーカーも２０２４年物流問題による影響を挙げています。実際の所、問屋の浜田紙業にも運賃の価格改定や納品リードタイムの変更など影響が出ています。
今後も運送業は人出不足が続くと言われており、物流の課題は続いていくように感じます。
物流問題の詳細は以前のブログ記事を参考にしてください。
ペーパーレス化による採算悪化
こちらは、案内文書には書いていないものの、どの製紙メーカーも印刷用紙や情報用紙のペーパーレス化に伴い、紙の採算が悪化しています。採算を改善するためにも価格修正は避けられない見通しです。
値上げはいつからか？
実際のところ、メーカーの公式発表と印刷会社などに価格修正のお願いをする日はずれが生じます。他社の影響を見ながら慎重に価格修正をすすめているケースが多いです。
今回は業界で先陣を切った王子製紙ですが公式発表は７月１日出荷分からでした。しかし実際に紙卸商は１０月１日から価格修正となりました。
今後他社も追随していくでしょう。
製紙メーカー値上一覧
その他製紙メーカーの値上一覧はこちらのブログを参考にしてください。
１０月１日現在：日本製紙以外の製紙メーカーが値上げを発表しています。
紙製品価格修正一覧
トイレットペーパーやティッシュの最新情報も記載します。
この記事を書いたのは石川県金沢市にある１９５０年６月創業７２年紙問屋浜田紙業（株）の浜田浩史です。浜田紙業（株）はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙（グリーンパーチ）、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
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