グリーンパーチ紙を冷凍してみた。使用感や味に違いがあるのか検証しました。

浜田紙業が販売している魚を包む緑の紙グリーンパーチですがお客様から時折

「冷凍して使用しても大丈夫なのですか?」

「輸出の為、冷凍コンテナと一緒に出荷しても大丈夫か?」

という問い合わせを頂くことがあります。

そこで実際に冷凍して使用感等を実験してみました。

冷凍庫にグリーンパーチを入れます

グリーンパーチを冷凍します

今回は2種類の方法で冷凍します。

①写真の通り裸のままのグリーンパーチ紙

②クラフト包装紙で包装したグリーンパーチ紙

出荷の際はクラフト紙に包装して出荷することが多いので、入れてみました。

冷凍庫に霜がついていますが実際のコンテナもついていると思うのでそのまま半日放置します。

冷凍したグリーンパーチの違い

半日冷凍庫で放置したグリーンパーチをまずは触ってみました。

常温保管のグリーンパーチはパリッとした触感が特徴的です。

①裸のままのグリーンパーチ紙

冷凍グリーンパーチ

見た目は常温のグリーンパーチ紙と変わりません。

しかし、触ってみて感じたのがしっとりしているのです。

これは紙が冷凍庫内の湿気を吸収したことが分かります。

②クラフト包装紙で包装したグリーンパーチ紙

冷凍のグリーンパーチ紙

まずは茶色のクラフト紙を開けようとするとしっとりとしていました。

①と同様にクラフト紙も冷凍庫内で湿気を吸収していることが分かりました。

クラフト紙を開けたのですが、グリーンパーチ自体はパリッとしていて常温保存のものと触った感じでは大差がないように思えました。

これは茶色のクラフト紙が写真のように片面ラミ加工していることが関係しているように感じます。

ラミ加工の為、湿気を通さなかったのではないかと考えられます。

実際に魚を包んでみた

①裸のまま冷凍したグリーンパーチ

②クラフト包装紙で包装したグリーンパーチ

③常温のグリーンパーチ

刺身グリーンパーチ

同じスーパーで買った同じ魚で実験してみます。

冷凍グリーンパーチ効果

このまま1日寝かしてみます。

マグロをグリーンパーチで包む

寝かし終えた紙を開けてみました。

見た目は①②③それぞれ変化はなさそうです。

次に味を調べてみます。

寝かしたマグロを食べる

いざ実食です。

①②③それぞれ食べてみたのですが味は一緒です。

ほどよくドリップを吸収して美味しく頂けました。

分かったこと

グリーンパーチ紙を冷凍することで若干、紙がしっとりすることが分かりました。

というのも紙は湿気の影響を受けやすく梅雨時は印刷用紙も湿気を吸い取って柔らかくなることがあります。

ただ、冷凍したグリーンパーチ紙でマグロを包んでも味は変わらずでした。

グリーンパーチで魚を包んで冷凍してみた。

ちなみにですが常温のグリーンパーチ紙で包んだマグロを冷凍庫にも入れました。

冷凍庫に入れたグリーンパーチで包んだマグロ

こちらも一日放置します。

冷凍したグリーンパーチ紙とマグロ

一日経って開こうとすると霜がついていました。

中身がどうなっているのか気になります。

冷凍したマグロとグリーンパーチ

マグロと紙がしっかりとくっついており無理やり剥がそうとすると紙が破れそうになっていました。

ですので冷凍した際は自然解凍をしてからグリーンパーチ紙を剥がした方が良いでしょう。

製造工場の見解

以前、お客様から

「グリーンパーチ紙で魚を包装して冷凍庫に入れても大丈夫ですか?」

という質問がありました。

その際、製造工場に確認したところ

「冷凍することを想定して製造していない」という回答を頂きました。

ですので実際に鶏肉を包装してグリーンパーチごと冷凍した実験をしたことがあります。

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鶏肉で実験したのですが冷凍後すぐにはグリーンパーチ紙は剥がせませんが時間を置くことで綺麗に包装紙を剥がせました。

実際に浜田紙業の顧客の中には冷凍して使用しているお客様も多いようで特に問題なく使えていることが分かります。

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