もともとペーパータオルはコロナウイルスの影響で品薄で入荷遅れが目立っていたのですがそれに拍車をかけるように世界的なコンテナ不足の影響で一部のペーパータオルの供給に遅れが目立ってきています。ペーパータオル品薄の原因はこちらでに記事を記載しています。
☆写真はイメージです
仕入れ先の話によると世界的にコンテナが不足しており、東南アジアで製造しているペーパータオルは現地に商品はあるのだが輸送するコンテナがないため日本まで運ぶことができない状態が続いているというのです。その話を聞いたときに「?コンテナ不足ってどういうこと?」と疑問に感じましたので調べたところコロナウイルスの影響がコンテナにまで波及していることが分かりました。
コンテナ不足の原因は?
中国が急速に経済回復しているがコンテナ不足が勢いを鈍らせているというのです。
調べてみると様々な要因が挙げられています。
〇中国から米国向け輸出が増加する一方、「新型コロナウイルス禍」の影響で米国の輸出が滞っているため、米国にコンテナが滞留している点も影響している
*ジェトロHP https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/12/f0a1d9dc11bbd09e.html
コロナウイルスの影響により欧米での荷物の取扱量が減り、港にコンテナが到着してから出港するまでのリードタイム平均が60日だったのがコロナの影響で100日に長期化されておりコンテナ不足に拍車をかけているとの報告が上がっています。
大概は貨物も運ぶ国際航空旅客便の大半が運航を休止したことも、海上貨物輸送の需要増加につながった。
*小売り・流通業界で働く人の情報サイト DIAMOND Chain Store 引用元URL https://diamond-rm.net/overseas/71361/
コロナウイルスの影響で航空便の減便や休便で海上輸送に切り替わっていることも一因にあるようです。
いつまでコンテナ不足は続くのか
HSBCのアジア経済調査共同責任者、フレデリック・ニューマン氏は「現在、世界的にモノの需要が異例の高まりをみせているが、2021年になれば西側諸国を中心にサービス業主導の景気回復が始まるため、それも収まりそうだ」と予想。「同時に、ワクチンが普及すれば貨物も運べる航空旅客便の不足の問題など、物流上の滞りも緩和するはずだ」と述べた。
*小売り・流通業界で働く人の情報サイト DIAMOND Chain Store 引用元URL https://diamond-rm.net/overseas/71361/
上記の通り、2021年にはコンテナ不足は解消するとの予想があります。一刻も早くコロナの終息並びにコンテナ不足も解消してほしいものです。
ペーパータオルに影響は?
東南アジアで生産のペーパータオルは年末までは特に問題なく入荷していたのですが年始から「コンテナ不足で年始から遅れが出ている」との連絡がありました。現状弊社には在庫はあるのですが次の入荷は2月の予定です。
もうひとつ気になるのがコンテナの運賃が上がっていることです。
欧州向けの運賃はこの間に142%、スエズ運河経由の地中海向けは103%、それぞれ急上昇した。
航路が短距離で利ざやが小さい運賃では、さらに跳ね上がっている例もある。中国発・シンガポール/マレーシア向けの運賃を示す寧波輸出コンテナ運賃指数(NCFI)は、東南アジアの輸出業者が必死に競い合う中で、10月初めから12月初めにかけて300%近くも急上昇した。
*小売り・流通業界で働く人の情報サイト DIAMOND Chain Store 引用元URL https://diamond-rm.net/overseas/71361/
世界中でコンテナの運賃が上がっており、価格に反映される可能性があります。国内の例ですが運転手不足の影響で運賃が上がりティッシュ値上げが過去にありました。ペーパータオルだけではありませんが運賃がそのまま商品に上乗せされる可能性もありそうです。
ここ最近はコロナの影響で国産のペーパータオルも急激な需要増となり、品薄気味です。しかしながら各社ペーパータオルの製造並びに販売に乗り出しており下記のペーパータオルを新たに販売します。
2枚重ねのソフトタイプのペーパータオルです。販売は下記のバナーをクリックしてください。
この記事を書いたのは石川県金沢市にある1950年6月創業72年紙問屋浜田紙業(株)の浜田浩史です。浜田紙業(株)はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙(グリーンパーチ)、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
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