会社のペーパーゲージが故障したので新しいペーパーゲージを購入しました。
ペーパーゲージはマイクロメーターとも呼ばれており、紙のような薄いものの厚みを計測するときに使用します。
今回は身近にある紙の厚さを計ってみました。
身の回りの紙の厚さについて
厚さ(0.01mm) | |
ティッシュ | 0.04mm |
コピー用紙 | 0.09mm |
トイレット紙 | 0.05mm |
ペーパータオル | 0.056mm |
新聞紙 | 0.06mm |
身近にある紙を計測したのですが普段目にすることのない薄すぎる数字になりました。
2枚重ねになっているティッシュは1枚の薄さを計測しています。
0.04mmと言われても薄すぎてピンときませんね。
學校で使用する定規は0.1mmが最小単位なのですがペーパーゲージで計るとその10分の1の0.01mm単位での計測です。
ペーパーゲージについて
こちらが今回購入したペーパーゲージです。
ホームセンターで購入しました。価格は5000円弱になります。
ネットでも売っていますが実際に商品を手に取りたかったのでホームセンターでの購入です。
デジタルのペーパーゲージもありましたが、写真の商品でも十分に対応可能ということが分かりました。
ペーパーゲージが必要な理由
紙を扱う業者ではペーパーゲージが必須になります。
よくお客様より
「この厚さと同じ紙をください」と言われることがあります。
その際に色や触感で種類は分かるのですが厚みだけはしっかりと計測する必要があります。
また、印刷会社より
「この紙は厚さ何キロですか?」と聞かれることもありペーパーゲージが必要になります。
ちなみにですが紙の厚みを〇〇mmと表現することは少なく〇〇kg〇〇g㎡と表現します。
紙の厚さ表現について
⓵1000枚あたりの重さで連量(れんりょう)で表現
紙の厚さですが普段は1000枚の重量で表されることが多いです。
この場合は44.5kgが紙の厚さを表しているということになります。
連量とは1000枚のことで同じサイズの紙を1000枚重ね合わせた時に1連と表現しているのです。
1連=1000枚 という捉え方です。
印刷用紙のレッテルに貼られているので紙の業界では「厚みは〇〇kgです」ということが一般的です。
②坪量(g㎡)で表す。
紙の厚みですが、1m×1mサイズの紙の重さを計測したときのグラム数で表すこともあります。
米坪(べいつぼ)とも言います。
まとめ
ペーパーゲージで身の回りの紙の厚みを計測しました。
普段何気なく使っているティッシュやトイレットペーパーは非常に薄くできています。
各製紙メーカーは薄いトイレットペーパーやティッシュをいかに柔らかくするか等
様々な企業努力を行なっています。次は各製紙メーカーのティッシュやトイレットペーパーの厚みを計測してみたくなりました。
この記事を書いたのは石川県金沢市にある1950年6月創業72年紙問屋浜田紙業(株)の浜田浩史です。浜田紙業(株)はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙(グリーンパーチ)、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
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