紙おむつの吸収体と使用期限について調べてみました。高分子吸水材とは高い吸水能力を持った物質です。

こんにちは!浜田紙業(株)の的場です(*^^)v

1月があっという間に終わり、2月に入り、明日は節分です????

我が家では毎年恒例のお菓子まきが行われるかと、、笑

 

 

今回は、『紙おむつ』の吸収体と使用期限ついて調べてみました!

 

尿を吸収する高分子吸水材について

そもそも紙おむつの水分吸収量はすごいですよね。

オムツがタプンタプンになっても吸収する素材はいったい何なのか?

気になったので調べてみました。

一般社団法人 日本衛生材料工業連合会さまのHPにこのような記述がありました。

高分子吸水材は、吸水性と保水性がとても優れています。ティッシュや脱脂綿の吸水量が、自重の10~20倍なのに対して、高分子吸水材は自重の200~1000倍、尿の場合でも30~70倍と、高い吸水能力を持っています。また、一度吸水した水分は外からの圧力がかかってもほとんどもれないなど、高い保水力も持っています。

一般社団法人 日本衛生材料工業連合会さまのHPより引用

引用元URL:https://www.jhpia.or.jp/product/diaper/common/material.html#q8

とのことなのですが実際に弊社にある紙パッドで実験してみました。

紙おむつの中身

紙パッドの中身を空けてみると綿のような粉末のような素材が入っています。この素材が水分を吸収するようです。

実際に水分を吸収してみました。

水分を吸収したおむつ

オムツが水分を吸って重くなっています。タプンタプン状態になっています。

この状態で漏れないのが不思議なくらい水分を吸収しています。

中身はどうなっているのか?

水分を吸収した素材

ゼリー状になっています。

綿のような素材でしたがすっかりゼリー状になっていて水分を吸収している様子が分かります。

今では当たり前の吸収材ですがメーカーの研究開発によって下記の結果を得られることとなりました。

 

高分子吸水材の吸収性能が向上した結果...

・吸収体の使用量が少なくてよくなり、紙おむつをコンパクトにできた。

・尿の肌への逆戻り・尿もれを大きく改善した。

・購入の際の持ち運びが楽になり、ごみに出される量も大幅に減った。

・装着感が高まり、赤ちゃんが動きやすくなった。

などの多くのメリットをもたらしました。

その他にも取り換え回数が減るといった効果があったようです。

 

☆高分子吸水材は無害であることは確認されています☆

ですが、赤ちゃんが口に入れてしまった場合など

紙おむつの使用前と使用済みでは処置の方法が異なります。

同じく一般社団法人 日本衛生材料工業連合会さまのHPに詳細が載っていますのでご確認ください。

 

紙おむつの使用期限について

使用している材料の化学変化が小さく、開封して日数が経過しても問題なく使用できるので、

使用期限は設定していません。ですが、直射日光や湿気に当たると吸収性能が落ち、

変色やテープの粘着力の低下など機能が低下する恐れはあります。

各メーカーサイトを確認すると大体どこのメーカーも未開封の場合は3年前後と書いてあったり使用期限を設けていないメーカーもありました。

大王製紙エリエール 花王メリーズ

開封前も後も直射日光が当たらない、湿気やほこりがあまりないような場所に保管し、

近くに強い臭いのものを置かないように気を付けて下さい。紙はパルプ繊維の集合体なので匂い移りがしやすいので気を付けましょう。

開封後はなるべく早く使い切るようにし、長時間経過したものを使用する際には、

虫やほこりがないか確認する必要があります。

紙おむつが作られ、性能が向上したことにより、

様々なことが大幅に改善されたことがわかりました。

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