ネピア鼻セレブティッシュはなぜ甘いのか検証してみた
鼻セレブティッシュが甘いという噂を聞き早速会社にあった鼻セレブをぺろりと舐めてみると確かに甘い。保湿ティッシュ全般が増いのか?鼻セレブティッシュのみが甘いのか?
弊社浜田紙業は王子ネピアの正規代理店で紙の専門家を目指しているのでこれは調べねば。なぜ鼻セレブが甘いのか調べました!!
☆注意!!
食べ物ではないので絶対に口に入れたり食べたりしないでください!
王子ネピアのメーカーサイトにも下記の記述があります。浜田紙業は王子ネピアの正規代理店です。
ティシュペーパーは食品ではありませんので、積極的に口に入れたり、食べたりしないで下さい。
確かにぺろりと舐めてみると甘い鼻セレブティッシュですがメーカーサイトにこのような記述がありました。
「鼻セレブティシュ」には保湿成分としてソルビットが含まれています。ソルビットは果実や海草類などに含まれている天然の甘味成分です。ソルビットは植物からとることもできますが、現在では合成の技術が発達して、じゃが芋やとうもろこしのでん粉を加水分解したブドウ糖を原料に量産されるようになりました。純粋なものは白色、無臭の粉末で、甘味、吸湿性があり、水に容易に溶けることから、食品の甘味料、保湿剤、柔軟剤などに幅広く利用されています。
鼻セレブティッシュに保湿性を加えるために「ソルビット」という甘味成分を含めるということが分かりました。もう少し調べてみるとウェザーニュースに王子ネピアの社員さんへのインタビュー記事がありました。一部抜粋します。
「保湿ティッシュがしっとりしているのは、グリセリンとソルビットという保湿力の高い美容成分をティッシュに染み込ませてあるためです。
グリセリンは空気中の水分を取り込む性質をもっていて、このおかげでティッシュの柔らかさが保てます。また、ソルビットは取り込んだ水分をティッシュの中に閉じ込めるキープ力があるので、グリセリンが取り込んだ水分をソルビットがキープしています。さらに、スクワランという化粧品などにも使われている保湿成分も配合しているのでしっとりした柔らかさを保てるのです」
ウェザーニュースより引用:https://weathernews.jp/s/topics/201904/090205/
王子ネピアの社員さんの話ということもありこれは信頼性が高いですね。ソルビットは甘味成分が含まれており、グリセリンは空気中の水分を取り込みティッシュの柔らかさを保てていることが分かります。保湿ティッシュにはメーカーの様々な努力があってこそのふんわり柔らかキープがあったのだということが分かります。その他にも同じニュース記事にこのような記述があります。
「鼻セレブは空気中の水分を取り込むことでしっとりとした風合いを保っています。しかし、直射日光の当たる場所や極端に高温になる場所などに長時間放置すると、ティッシュの中に取り込んだ水分が蒸発し、風合いが劣る原因となってしまいますので、そういった場所を避けて保管していただきたいです。
ウェザーニュースより引用:https://weathernews.jp/s/topics/201904/090205/
これは保湿ティッシュに限った話ではないですがティッシュやトイレットペーパーなどの紙類は直射日光で変色したり、紙がパサパサになり劣化してしまうことがあります。夏の暑い日に車のダッシュボードにティッシュを置いたままにしてティッシュが変色又は乾燥してパサパサになったことはないでしょうか。ちなみにですが紙の歴史は保存状態が良いと何百年も保存が可能です。使用期限がありません。そのあたりの記事はこちらにまとめています。
ティッシュやトイレットペーパーなど紙の消費,使用期限や寿命はあるのか調べてみた
ソルビットについて深掘りしてみた
ソルビットについてもうちょっと調べてみると、こんな記述がありました。
ソルビットはナナカマド(山いちごの一種)の実から結晶として取り出されたのが最初です。現在のソルビットは、じゃが芋やとうもろこしの澱粉を加水分解したブドウ糖を原料にしています。
甘くて吸湿性のある白い粉末なので、この特性を生かして、甘味料、保湿剤などとして使われています。紀文HPより引用しました
パッケージの裏側にソルビットと書いてありますが、これは何ですか。 よくあるご質問 紀文食品
甘くて吸湿性があると書いてありますね。また、その他の記事を調べてみると化粧品等にも使われており幅広い用途があることが分かります。まさかティッシュにも使われているとは意外ですね。最初に考えついた保湿ティッシュの開発者はすごいですね。
アンパンマン鼻セレブティッシュは甘いのか
そうなると鼻セレブシリーズはどうなのか?気になり実験してみました。
アンパンマン鼻セレブティッシュを舐めたのですが鼻セレブティッシュに比べて甘さ控えめです。アンパンマン鼻セレブも通常鼻セレブも同じ味だと思っていましたが鼻セレブの方が甘いことが分かりました。成分が違うのか?調べてみました。
説明書きを見る限り鼻セレブティッシュとは成分が少し違います。
〇鼻セレブティッシュは植物由来スクワランによりさらにしっとりやわらかになりました。とあります。
〇アンパンマンの方は植物由来スクワランとベビーオイル配合を配合とあります。(大人の鼻にはもちろん、デリケートなお子様の鼻にもやさしい使い心地です♪)
この成分差が甘さの違いを生み出しているのか?いづれにしろ甘さが違うことが分かりました。
鼻セレブ以外の保湿ティッシュは甘いのか?
保湿ティッシュの生みの親として弊社も取引のある四国の製紙メーカー河野製紙さんのHPを見たところこんな文面がありました。
テレビやインターネット等で「保湿ティッシュを舐めると甘い」という報道がございますが、弊社製造保湿ティッシュ・トイレットペーパー・ポケットティッシュ等の保湿製品は、食品ではありません。口に入れたり食べたりしないよう、ご注意下さい。
河野製紙HPより引用:https://www.kawano-p.co.jp/
色々検索すると鼻セレブティッシュに限ったことではなく、他の保湿ティッシュにも「ソルビット」が使われており甘いのだということです。ソルビットは保湿ティッシュに欠かせないのですね。
まとめ
鼻セレブティッシュが甘い理由を調べてみると色々なことが分かりました。保湿性をアップするために甘味を含んだ成分が含まれていることが分かりましたが再度確認です。絶対に食べないでください。
今後もティッシュやトイレットなどの紙製品や紙の「なぜ?」や実験の結果を検証しこちらのページにアップしてきます。
その他にも紙のトリビア集を研究しています!
その他紙のトリビアはこちらです!
紙についての豆知識や実験ページです
トイレットペーパーやティッシュの寿命は?なぜ紙で手を切ると痛いの?トイレットペーパーに表裏はあるの?
・・・などなど素朴な疑問について調べてみました!
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この記事を書いたのは石川県金沢市にある1950年6月創業72年紙問屋浜田紙業(株)の浜田浩史です。浜田紙業(株)はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙(グリーンパーチ)、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
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