
私たちが毎日何気なく使っているトイレットペーパーですが、一体どのようにして作られているのか?今回は、岐阜県にある「河村製紙株式会社」様の工場へ見学に行ってまいりました!紙問屋として普段からたくさんの紙製品を取り扱っている私ですが、実際にトイレットペーパーが作られるダイナミックな現場を目の当たりにして、たくさんの驚きと感動がありました。
本日は、純粋に私が工場見学で感じたことや、トイレットペーパーができるまでの大迫力の製造工程を、たっぷりの写真とともに皆様にお届けします。
1. 圧倒的なスケール!山積みされた原料の古紙
工場に到着してまず私の目に飛び込んできたのは、うずたかく積まれた大量のブロックです。

実はこれ、すべて回収された古紙の塊なんです。トイレットペーパーの多くは、オフィスや家庭などから回収された古紙をリサイクルして作られています。
これだけ大量の紙が、再び私たちが使うトイレットペーパーとして生まれ変わるのだと思うと、リサイクルの仕組みの凄さと、環境保護の大切さを改めて実感しました。そして最近ではペーパーレスの影響でなかなか原料である古紙が入ってこないと聞き、改めてしっかりと紙を分別しようと心に決めました!
2. 人の背丈ほどある巨大な「ジャンボロール」

抄紙機です。近くに行くと紙を乾かす過程であるボイラーを使っています。中東問題で重油の価格が上昇すると製紙メーカーさん各社に影響が出ることを改めて実感しました。
工場をさらに奥へ進むと、今度は信じられないほど巨大なトイレットペーパーの塊が並んでいました。
これは原紙のロールです。古紙を溶かしてすいた紙を、まずはこのような巨大なロール状に巻き取ります。どれくらい大きいかというと、私が横に並んで撮影した写真を見ていただければ一目瞭然です。

大人の私の身長とほぼ同じくらいの高さがあり、「これが全部トイレットペーパーになるの!?」と、思わず声が出てしまうほどの迫力でした。真っ白で巨大なロールは、まるで巨大なマシュマロのようにも見えて、少し触ってみたくなりました。
3. 猛スピードで巻き取られる機械の力
次に、この巨大なジャンボロールが、私たちが普段使うサイズに加工されていく工程を見学しました。
機械にセットされた巨大な原紙は、ものすごいスピードで引き出されていきます。工場内に響き渡る機械の音はとても力強く、ピンと張られた紙が途切れることなく流れていく様子は、ずっと見ていても飽きないほどです。

ここで重要になるのが、トイレットペーパーの芯となる「紙管(しかん)」です。工場の一角には、長い棒のような紙管が大量に出番を待っていました。
4. スパッと爽快!カットから包装への流れ
長く巻き取られたトイレットペーパーの「丸太」は、いよいよカットの工程へ進みます。

専用の機械を通り抜けると、大きな刃が等間隔で入り、私たちがよく知っているトイレットペーパーの幅にスパッと切り分けられていきます。
綺麗にカットされたトイレットペーパーたちは、まるで整列した兵隊さんのようにベルトコンベアの上をコロコロと流れていきます。

そのまま自動包装機へと進み、あっという間に透明なパッケージフィルムに包まれていきました。


一つひとつの工程が無駄なく、流れるように進んでいく光景はとても美しく、日本のモノづくりの素晴らしさを肌で感じることができました。
工場見学を終えて
今回、河村製紙様の工場を見学させていただき、普段何気なく販売しているトイレットペーパーの背景には、これほどまでにダイナミックな機械の動きと、徹底された品質管理があるのだということを深く学びました。
出来上がった商品を見るだけでなく、モノづくりの「現場」の熱気や匂い、音を直接感じることで、私自身の紙製品に対する愛情もさらに深まりました。これからも、作り手の方々の想いを乗せて、お客様のもとへ大切に商品をお届けしていきたいと思います。
そして原料である古紙は我々にとって非常に大切です。一人一人が分別の意識を持つことで、循環していくことを理解しました。
よくあるご質問(FAQ)コーナー
最後に、トイレットペーパーの製造に関して、皆様からよくいただく素朴な疑問にお答えします!
Q. トイレットペーパーの原料は木ではないのですか? A. 今回見学した河村製紙様のように、オフィスや家庭から出た「古紙(リサイクルペーパー)」を原料としているものと、新しい木材から作られた「パルプ(バージンパルプ)」を原料としているものの2種類があります。企業のSDGsの取り組みなどで、リサイクル品を指定されることも多いです。
Q. 紙問屋さんが、なぜわざわざ工場見学に行くのですか? A. 現場を知ることで、製品の品質やメーカー様のこだわりを深く理解できるからです。私自身が現場で感じたことや学んだ知識を活かすことで、日々の業務にも深みが出ると考えています。
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この記事を書いたのは石川県金沢市にある1950年6月創業75年紙問屋浜田紙業(株)の浜田浩史です。浜田紙業(株)はメーカーの正規代理店で王子ネピアやカミ商事などの製紙メーカーと直接取引をしておりティッシュやトイレットペーパー、印刷用紙、魚を包む紙(グリーンパーチ)、バリアラップなど特殊紙、日用消耗品の卸売りをしています。
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